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2025年01月15日
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またあうひまで。
2009年03月03日
ひなまつりを見事にスルーしちゃってるワタシ。あ、忘れてた…!!
女の子はいないけど、15人だったら円卓でいけるんじゃないか?とか。(円卓+ビギナ+ダギ・イルス)
三つ子は上戸達より官女達を推薦したい…ww上戸は衛士だけどね。
酒呑んで酔っ払ってんなら大人たちのが楽しそう!(笑)
やばい、これは妄想がフル回転しそう…!!まー、確実に間に合わないけどね!!
ってなことで、今回は小説サルベージ第3弾。実は前回から微妙に続いてたり。
今回は出来が良いので特に手直しせず。
っていうか、最近文字がめっきり書けな…orz
騎士ガンダム。
ナイト(スペリオル)とキャノンの話。
当時、せっせと書いてたら不思議と泣ける話になりました。(自分で言うか)
すみません、今回の話は色々とお亡くなりになられていますのでその辺ご注意下さい。
ではおkな方は続きからどうぞ~。
女の子はいないけど、15人だったら円卓でいけるんじゃないか?とか。(円卓+ビギナ+ダギ・イルス)
三つ子は上戸達より官女達を推薦したい…ww上戸は衛士だけどね。
酒呑んで酔っ払ってんなら大人たちのが楽しそう!(笑)
やばい、これは妄想がフル回転しそう…!!まー、確実に間に合わないけどね!!
ってなことで、今回は小説サルベージ第3弾。実は前回から微妙に続いてたり。
今回は出来が良いので特に手直しせず。
っていうか、最近文字がめっきり書けな…orz
騎士ガンダム。
ナイト(スペリオル)とキャノンの話。
当時、せっせと書いてたら不思議と泣ける話になりました。(自分で言うか)
すみません、今回の話は色々とお亡くなりになられていますのでその辺ご注意下さい。
ではおkな方は続きからどうぞ~。
ふ、と輝きが消え
ココロの中に何かが過ぎる。
『…………キャノン………』
かつての仲間は、今、天命に下ったのだと知った。
+またあうひまで+
己が“神”に戻り、幾年経っただろうか。
幾度と無く来る、かつての仲間の死が告げられるのはとてつもなく寂しい。
その順番が“彼”に回ってきたのだと知る。
“半身”が乗り移った事により、少しだけ混ざった己の魂のカケラ。
長い長い年月を経て、細胞単位で混ざりあった魂は既に“彼”のモノだ。
カツカツと魂の場に脚を向け、扉を開ける。
「スペリオル、如何なさいました?」
「…アレックス、ニュー、暫く此処に居たい。悪いが下がっていてくれないか?」
そう言えば、そこに居たアレックスとニューが不審げに首を傾げる。
「頼む」
「……分かりました。ニュー、行くぞ」
「はい」
一言いうと、アレックスは何かを察したようにニューを連れ部屋を出た。
スペルを呟けば辺りがふわりと輝き、中央に1つの魂が現れる。
「キャノン………」
肉体は歳を取り姿が変われども、魂の形は変わる事は無い。
だから、【ナイト】が一番親しみを持ったあの姿で。
“出会った頃”と変わらない、彼の姿。
『んぁ…?………あぁ…ナイト……いや、スペリオルか。何か、久しぶりだな』
「いや、ナイトで良いよ……久しぶり。」
まるで、今起きて寝ぼけ眼で微笑むように笑ったキャノンへ、ふ、と笑い返す。
彼は、こんな状況でも驚かなかった。
それがキャノンの気質なのだと思う。
だから、そんな彼に一番、一番逢いたかった姿へ。
―――――【ナイト】。
「―――キャノン。」
泣きそうな笑いを作り、走り寄る。
大きな手が、ゆるゆると頭を撫でた。
『あぁ、ナイトだ。やっぱそっちのが俺的にしっくりくるや』
お前が誰だって良いって言ったのにな?と少し苦笑して申し訳なさそうに謝る。
覚えていてくれたんだ。
ぽつぽつぽつ、と言葉を交わす。
『天界ってよ、やっぱ忙しいのか?』
「うん…それなりにね。でも僕も表に出てる訳じゃないし…」
『へ~。神様って職業も大変だな』
「ふふっ、でもキャノンだって部隊長で偉かったんでしょ?ダバードの時かっこよかったよ」
『あぁ、あれは大変だったんだからな。なんせ城で縛られるわ好きに出来ないわでよぉ。突っ込んでったら怒られるし』
「キャノンらしいや」
今までの事
他愛のない事。
嗚呼
彼と一緒に居るのはこんなに楽しかったんだった。
そうしていると、キャノンがそういえば、と思い出したように言った。
『ところでよ……死んだら天界に来るんだな』
「いや、違うよ。ナイトガンダムとして地上に転生する場合は此処に来るんだけど………死後の魂の行く先は僕も解らないんだ」
『へぇ、こんなトコいても知らない事があるんだな』
「うん……知らない事だらけだよ。特に、地上は……」
そういって、ふと沈む。
地上より神が去り、幾年。
既に“伝説”に近い過去の存在となった私は、人間やガンダム達と安易に接触してはいけなく、基本的に地上に出てはならない身だ。
元々が違う存在だから、それ相応の事態が無い限りはもう軽々しく人前に姿を晒す事も出来ないだろう。
ヒトは、既に神の手を離れたのだから。
「ぁ痛っ!」
そんな事を鬱々と考え込んでいれば、おでこに痛みが走る。
見れば、キャノンがデコピンを喰らわせていた。
『ナイト、お前またややこしい事考えてたなぁ?』
「キャノン………」
『カ・オ。ンな暗い表情してっと、カミサマの名前が泣くぜ?』
そう言ってぐしゃぐしゃと乱暴に髪を撫でる。
そういえば、昔も鬱々と会話の途中で考え込み始めたら喰らっていたっけ、なんて思い出す。
『あ、そうだ。何時か俺が転生したらよ、また会おうぜ』
何気なしに言われた一言に、驚きのあまり振り返り暫く停止する。
そのあまりに自然に紡ぎ出された言葉に、一瞬己の耳を疑った。
『ああっと、俺ってわかんねぇかもしんないけど、多分俺は転生しても性格変わんねぇから、それっぽいヤツ見付けてよ。
お前が地上に遊びに来たら、また少しだけでも二人で旅して話そうぜ』
そう言っておおらかに笑うキャノン。
何時になるかも、叶うのかすら分からない当ての無い約束。
それでも、彼ならばきっと言った事を実現してくれるという確信があって。
「……っ……うん!会いに行くよ。必ず。」
私は泣きそうな笑顔で、暫く彼の手をぎゅうと握っていた。
『………あぁ、そろそろ時間切れかな?』
気付けば、彼の身体は魂の“在るべき場所”へと行こうとしていて。
最期に確かめるように何度か握られた大きな手は、ゆっくりと私の頭から輪郭をなぞるように頬に滑り降り、名残惜しそうに離れた。
手を掴みたい。
掴んだら、離せなくなる。
『…じゃ、な。ナイト。本当にさよならだ』
「キャノン、さっき“また”って言ったのにさよならなの?」
笑いながらそう聞けば、少し目を見開いて。
それから嬉しそうに。
『……………違った。
“またな”、ナイト。』
力強くて温かい笑みが返ってくる。
彼の魂は、朝焼けに染まる黄金の大地の様に輝いて。
「――――またね…キャノン………」
一人の騎士ガンダムが、黄金の神に戻る。
呟きは、魂の輝きと風の中に溶ける。
「………………分かるよ、キャノン。君は僕の永遠の一部だから。だから、また会える。」
“神”になって久しい感覚がきゅぅと胸を締め付ける。
――いや、これはナイトの感情だ。
そう思うと、一滴の涙が頬に伝っていた事に気付いた。
言葉にならない、溢れ出す感情。
「………最愛なる我が友キャノンの魂に、どうかマナの祝福を」
唯そう言って、私は彼の温かな魂を何時までも見送っていた。
*END*
――――
スペリオル≠ナイトな感覚で。別人。
うちのキャノンさんはおおらか。
実はキャノンの発言が前回の【キミに。】とちょっとだけ繋がってたりして。
本当は【キミに。】はこちらにはうpしない予定でした。
こっちが気に入っていたので必然的にあちらを先にうp。
魂に色があるのなら、キャノンはきっと朝焼けの太陽に輝く大地みたいな色だと思う。そんな感じ。
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