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サクラ。
えーと、まずは拍手有難うございました!!
うー、拍手に癒されるぜぇ。
以下反転返信です。
星風様>
こちらこそ絵茶ではありがとうございました。先日いきなりの合作発言すみませんでしたー;
快く引き受けて下さり感謝感謝ですww
そちらの方の透明感のあるイラスト素敵です…ってこれはそちらで言ったほうが良かったですかね;
こちらこそ、機会があればまたよろしくお願いします。m(_ _)m ペコリ
ではでは、本日のテンション上がったー!現象。
実は前にフレクションの虚武羅丸を買いまして。
それだけだと寂しいなー。
そうそう、コレを売ってた当時は虚武ちゃんと阿修羅さんが一緒にあって一目惚れしたなー。
結局買えなかったけど、長い一目惚れだよなー。
あー、阿修羅丸欲しいなー。
なーんて思い続けて、ついにヤフオクまで手ェ出しちゃったりなんかしまして。
ついに今日阿修羅丸が届いたぜひゃっほぉーーーい!!ww
阿修羅さん可動域凄すぎるはぁはぁ…www
し、幸せ…wwww(笑)
そんな記念って事で、今回は阿修虚武の小説をば。季節的にも丁度いいので(笑)
相変わらずサルベージした品をちょっと書き足しました。
最近書きかけの小説ばっか溜まっててどうしようなんですがwww
ちょっと遅れ気味ですが、季節・桜ネタ。
時間軸は本編が終わってから後の話。
糖度は低めかなぁ。
よろしければ続きからどうぞ。
咲き乱れるは桜の木
道に続くは千本桜
月夜に揺らめく薄桃色
*サクラ*
桜の花びら
舞う
舞う
舞い踊る
舞い散る
見る者の
ココロや想いも共に──。
「──元気丸、済まぬが今晩は外させてもらうぞ」
その日の夕刻、虚武羅丸が元気丸の元へやってきてふとこう言った。
その言葉に元気丸が首を傾げる。
「ん?別に良いけど…虚武羅丸が外出なんて珍しいな?」
「───少々、先約、がある。それだけだ」
虚武羅丸はそう呟くように言うと、キュゥ、と眼光を細めた。
そうやって虚武羅丸が言葉を切るのは、それ以上言わないという証拠でもあった。
彼自身、元より詮索を好まない性質であるし、それが私的な内容ならば尚更口に出さない。
これでも『主』である元気丸や騎馬王丸には比較的伝えている方であるからして、普段虚武羅丸が何をしているかなど他人は与り知らないところが多い。
だからと言って特に支障があるわけではなく、結局周りには“忍だから”で通ってしまうのだが。
まあ、必要な事ならば誰かに何かしら言うだろうから、今回は本当に私用なのだろう。
元気丸自身、子供の自分に仕えてくれている虚武羅丸の事を全面的に信頼しているし、大体本人が嫌なのだから余計な詮索はしないようにと心がけていた。
その辺りは幼いながら―形質は違えども―騎馬王丸の持つ“器”と同じような度量の深さを持っていた。
「分かった。戻ってくるのは?」
「明朝には必ず戻る」
「ん、んじゃ行ってこいよ。オイラはかまわねーし、誰かが探してたら言っといてやるよ」
どうせ言ってないんだろ、と言いながら元気丸は笑う。
それは図星だ。
するとその言葉に虚武羅丸はほんの少しだけ ふ、 と笑うと、音も立てずに廊下を歩いていった。
桜を見たのは何時だったであろうか──
今ほど平和ではなかったあの頃
毎日の如く続く戦。
己も戦地へと赴き
血飛沫を浴び、血生臭いを漂わせていた。
──その中で見た、静かなまでの自然の表情が鮮明なのは何故であろう……?
「────まだ寒い、な…」
日が暮れた、夜道を歩く。
日中は暖かくなったとはいえ、まだまだ夜風は冷たい。
野道を行き、少し山奥にまで入る。
元来、夜目が利く忍に提灯などというものは必要ない。
虚武羅丸にとって、星々と、月明かりで十分だった。
目的地への行き掛けに、そこいらに咲く桜を目にする。
今なら八分咲きほどかと思ったのだが、意外にも桜は満開に近かった。
そして暫く進んだ後、山奥で突然開けた視界。
広がるのは、切り立った崖と、枝垂桜。
「………変わらんな。」
ぽつりと呟いてそこに腰掛け、ぶら下げてきた徳利の蓋をあける。
きゅぽん、と湿った音が鳴り、ふうわりと酒の香りが漂った。
透明な酒を漆塗りの杯に注ぐ。
内側の緋色が鮮やかに浮かんだそれを、二つ。
ふと吹き抜ける風に、桜の花が舞い散る。
嗚呼、と。
思い出すのは、錯覚にも近い 既視感。
朧月夜に照され
桜の花びらが散る
城を一つ、攻め落した後。
敵地を一つ、落とした後。
その隣には──………
『──夜桜か…もうそのような季節になっていたとは……。見事なものだ』
『酒でも持ってくべきだった、か?』
『そうだな…それもまた良かろうな……』
呟いたのは意外に同意の言葉で。
月を見上げ、枝垂桜を愛でる。
時間は無いので、ほんの少しだけの間。
『───今度は本当に酒を持ってくるか……。こんな肴があるのに酒が無いのは惜しいからな……』
──その言葉、叶わずとも………
二つの杯。
一つは己の元。
一つは隣。
地表に盛り出した石の、比較的平らなところにコトリと置く。
視界に入るか入らないか、ギリギリの境界線。
それが、全て。
「乾杯、だ。
随分と遅くなったが、な──」
呟いて、杯を煽る。
共に連れ添うのは、既視感のみ。
ひらり散りゆくは桜の花か
儚くとも美しく散りゆく花
───月が浮ぶ盃に
墜ちた花は愛でる物。
朧月夜に照されて盃を煽れば
薄明かりの中、目前に見えたは
貴方の影か───
*終*
―――
ふと見てみれば、サルベージの元ネタは4年も前のヤツでした…。
わぁ、古いww
爆熱丸は昼間の花見なんですが、この二人は夜桜の方が似合うと思う。
阿修虚武は正面で向かい合ってじゃなくて、幹を囲んで呑んでいたらいい。
気配だけの関係とかが丁度いいんじゃないかなー、とか。
そんなイメージ。