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2025年01月15日
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SOLDIER
2009年07月26日
なんでこう、キーホルダーとかガチャガチャで出たソフビ人形の細い部分って戻らないんだろう…
そんなことを思う今日この頃。(何)
いや、数年前にあったガンフォのガチャで、ゼロと爆熱丸が居なかったので数日前に買ったんですがね。
爆熱丸の刀がそらもー見事にぐんにゃり曲がってる訳ですよ。二本とも。
一本はもはや海賊のサーベル並みにそり上がっています。五聖剣どうした。
ソフビの刀とか本気で危険。
曲がりすぎ。(´・ω・`)
拍手ありがとうございました!
以下反転返信です。
ユエ様>
あわわ、わざわざありがとうございます!!
確かにオークションは時折掘り出し物が出品されていますね。
少し探す旅をして、それでなかったらまたオークションにでも手を出したいと思いますw
漫画ネタでまた気になることがあればその時はぽろりと吐き出すかもしれませんので、その時はまた宜しくお願いしますw
今回は24お休み。
小説、またまたサルベージです。
っても比較的最近書いたヤツなのですが。
SDGFのザッパーザク話ですよー。
とりあえず
・ウチの三馬鹿は傭兵です。
・G-ARMSのあの方が出てますっていうか、完全趣味です。
ってことで。
続きからどうぞー。
そんなことを思う今日この頃。(何)
いや、数年前にあったガンフォのガチャで、ゼロと爆熱丸が居なかったので数日前に買ったんですがね。
爆熱丸の刀がそらもー見事にぐんにゃり曲がってる訳ですよ。二本とも。
一本はもはや海賊のサーベル並みにそり上がっています。五聖剣どうした。
ソフビの刀とか本気で危険。
曲がりすぎ。(´・ω・`)
拍手ありがとうございました!
以下反転返信です。
ユエ様>
あわわ、わざわざありがとうございます!!
確かにオークションは時折掘り出し物が出品されていますね。
少し探す旅をして、それでなかったらまたオークションにでも手を出したいと思いますw
漫画ネタでまた気になることがあればその時はぽろりと吐き出すかもしれませんので、その時はまた宜しくお願いしますw
今回は24お休み。
小説、またまたサルベージです。
っても比較的最近書いたヤツなのですが。
SDGFのザッパーザク話ですよー。
とりあえず
・ウチの三馬鹿は傭兵です。
・G-ARMSのあの方が出てますっていうか、完全趣味です。
ってことで。
続きからどうぞー。
生きると云うこと。
生き抜くと云うこと。
戦うと云うこと。
* SOLDIER *
若い俺が、居た。
見たところ二十歳そこそこだろうか。
それが、戦場に居る。
現状は劣勢も劣勢。
全滅という二文字が頭を支配する、まさに絶望的な状況だった。
辺りに立ち込める、噎せ返る程の血と硝煙の臭い。
自分の身体はといえば、目に見える大きな外傷には応急処置程度を施してあるが、根本的な意味では既に限界点を突破していた。
もう身体が、鉛のように重い。
口が鉄臭いが吐き気を催す気力もない。
手に持った銃を抱え敵陣を突破せねばならないと、アドレナリンが脳から全身へと命令を出し続けている。
何故突破しなければならない?
そんな疑問が脳裏に過ぎり、必死に頭を振った。
叱咤させながらも今の現状はと辺りを見渡せば、大地に倒れ伏して動かなくなった誰かの身体から血が流れて、大地にどす黒い川を作っている。
そこら中に転がった死体の濁った瞳がぎょろりとこちらを向いていた。
まるで誘うかのように。
なぁ、こっち来いよ。
もう良いんだ。
こっちは楽だぜ。
何時まで頑張るんだよ。
何にしがみついてんだよ。
頭が痛い、幻聴が聞こえる。
そうだこれは幻聴だ。
妄想だ、錯覚だ、目を覚ませ。
死神の優しい死への誘いなんか聞くな。
手元のそれで楽になれる。
止めろ黙れうるさい気が散る。
黙れ俺は生きるんだ、テメェらは死んだんだ死体が話す訳ないだろ馬鹿野郎だからこれは幻聴なんだ畜生頭が痛い止めろ頭が痛い!!!
此処から飛び出しても楽になれる。
黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ
生きるんだ生きろ生きてやるんだだから死なないんだよ!
方法は、何処にだってあるんだ。
さぁ
早く。
さあさあさあさあさあさあさあ。
生きたい、しんどい、死にたくない、らくになりたいしにたくないつらいもういやだおれはだれだここはどこだ……!?!
ラクニナリタインダロウ!!!!!
『目ェ醒ましやがれクソガキァッッ!!!!』
聞こえたのは
野太い怒号と
脳髄にまで響くような重く鋭い痛み。
**
「っ………!……………」
身体が跳ねて、目が覚める。
視界には白い天井が写り、この場には戦場のそれではなく、当然のように何時もの“匂い”がしていた。
視界に手をやり、大きく息を吐く。
肘置きを枕に寝転がっていた自分の身体より少々短いソファはギシリと窮屈そうに音を立てた。
少し起き上がれば無理な体制で寝ていたからか嫌な感じに身体が痛く、カチカチになっていた筋肉を解きほぐすように関節を鳴らす。
テーブルに置いてあったミネラルウォーターに気付き、ぬるくなったそれに口を付け一気に飲み干した。
そこで漸く一息吐いて、のろのろと置いてあった煙草を掴み一本取り出し緩慢と火を着ける。
吐き出した紫煙に、あの夢の続きを思い出していた。
ああ、
忘れるはずもない。
傭兵というものに身を置いて初期の時に出会った、最初にして最後の“尊敬するヒト”。
いや、俺の基礎でもあり、人生の師でもある。
俺よりも鮮やかな深紅。
それは命の輝きを見た気がした。
見た目からいい年であろうと想像は付くが、まるで戦闘の為だけに作られたような現役の肉体。
その存在感はそれだけで味方には力を、敵には絶対的な威圧を与え続ける気がした。
百戦練磨だと云われたら軽く頷いてしまいそうな、強くて鋭くて威圧感溢れる眼差し。
そこには何時も光が宿っていた気がした。
その人の名は
“ブラッディザク”
と言った。
俺がその人物と一緒にいたのは、所属していた傭兵部隊の任務期間だったほんの数ヶ月間だけの話だ。
もう、何処にいるのか、それ以前に今も生きているのかも分からない。
ただただその人物が自分の人生の基盤となっている事だけは確かで、そうである限りブラッディという人物は自分の中で永遠に生き続けるのだろうとは思う。
「…次の言葉は『死にてェのか』だったな……」
記憶を辿れば、それは鮮明に思い出される。
瞳を閉じれば、まるで映画のフィルムのように浮かぶ情景。
台詞すら一言一句間違わないような、そんな記憶が。
それは、それほどまでに衝撃的だったのだ、と。
**
『死にてぇのか、あぁ!!?!』
頭を鉄板で殴り付けられたような激しい鈍痛が走り、目の前に火花が散る。
衝撃で軽い脳しんとうを起こした後、ふと我に返るとそこには剣呑な光を放つ真っ赤な陰があった。
「お前今、何しようとしやがった?こんなとこで自分に銃口向けて、敵に居場所知らせてから一人でオネンネか?寝ぼけンのも大概にしとけこの阿呆がっ」
「…っ…俺だって死にたくなんかない…だがっ……だが足手まといなら…生きる意味が無いなら、いっそ………殺してくれっ………」
「っ!」
死にたくはないが楽になれるのなら、と、思わず呟いた一言に、一番重い拳が飛んできた。
「甘えてンじゃねェぞ、小僧」
胸倉を掴まれる。
その眼光と、低く言われた音色に思わず背筋が凍るような感覚に陥り怯えが走った。
ヒゥヒゥと嫌な音が口から漏れ、えもいわれぬ恐怖が本能的に身体を支配する。
恐い、恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い…!
生命の危機を感じてか恐怖の余りカタカタと震えだす身体に、フン、と鼻を鳴らして男は俺の胸倉から手を離した。
「いっそ殺してくれ、だ?今ので腰砕けになるようなガキがこんなトコまできて、揚げ句他人に頼んでまでさっさと死に場所求めンのは百万年早ェ」
馬鹿にした口調でそう言われる。
そうか。やられた。
至近距離でモロ“殺気”に当てられたのだ。
そう気付いて、思わず唇を噛む。
自分から死にたいと言ったのにそのくせ恐怖だけはあって、いざその瞬間には死にたくないと思っていた自分に気付いてしまった。
そうだ
生きたい。
死にたくない。
いつも感情と本心は裏腹で、今も勝りそうになったのは己の弱い精神だった事を他人に思い知らされる屈辱。
渦巻くのは、己のプライドをへし折られたという悔しさ。
「畜生っ…!」
「…悔しいか?なら、生き抜いてみろ」
吐き捨てるように呟いて唇を噛み締めた俺に、ポツン、と投げ掛けられた一言。
「今を生き抜け。クソみてェに泥の中這い擦り回って、一筋の生に手ェ伸ばして必死こいてしがみつけ。意味なんざ後付けでいい、生きてみろ」
あぁ、なんて
なんて重い。
辛い辛い
死の臭いしかしない、この狭い世界で。
「この世界はな、相打ちで敵の首を取った奴が勝ちなんかじゃねェ。生き残った奴が勝ちなんだよ。
今の自分がどんなに暗くて汚い沼の底に居ようが、絶望的な状況だろうが。死んで出来る事は無いが、命が有る限り、自分の力で戦える」
戦って
戦って、
流す紅の
意味を成すは。
「立て、小僧。生きて突破しろ。このクソッタレな場所で生きて、手前ェの力で抗って歩いてみせろ!!!」
力強い、生命と力。
そして、己の誇示だと知る。
生きたい。
生きたい、
生きたい!
そして俺は、この紅になりたい。
いのちの あか に。
目を閉じ、息を大きく吐いた。
もう、あの割れるような頭痛はしない。
辺りから聞こえた死神の声も聞こえない。
本質的にはさっきと変わらない状況のはずなのに、ただただ身体中から生き残る為の気力が溢れているようだった。
あれからどのくらい経っただろうか。
出発すると言われ、頭の中で地図とルートを思い描きながら、残った武器と弾薬を確認する。
もうすぐ日没だ。
と、オッサンの後に付いた途端に一つ肝心な事を聞いていないのを思い出した。
「…そういや……まだ名前…」
「あ?」
「アンタの名前だよ。アンタが死んだら、聞けないだろ」
「はっ。さっきまで腰抜かしてた奴が生吐かすなよ、小僧。こちとら死ぬ覚悟はできてるが、生憎死ぬ予定はないんだ………この手で奴を倒すまではな」
「奴………?」
小さく呟いた一言を聞き返すが、こっちの話しだと言ったっきり顔を背けて口を閉じ返事が無い。
瞬間的に滲み出た殺気にも近い空気に、それは聞いてはいけないのだと悟ったが、俺が知りたい肝心の名前は聞いてない。
急かすように後ろから突くと、やれやれと息を吐いて振り返った。
「お前が此処を突破して無事生き残ったら、その時に教えてやるよ」
そう言って、にやりと笑った顔に。
生きて突破する理由が1つ、出来た気がした。
**
ブラッディザク。
それが、俺があれを突破した証。
流れる生命の紅の色の名。
「…戦って戦って戦って、生き抜く意味は、自分が生きてる証の為なんだよな…」
己が何の為に戦うのか。
何の為に生きるのか。
ある者は、死ぬために生きるのだと云う。
ある者は、戦うために生きるのだと云う。
その言い分は解らなくもない。
理由はそれぞれだ。
だが俺は違う。
俺は俺のため、生きるために戦うのだと決めたのだ。
例えそれが、どん底に沈みきった泥の中だったとしても。
コンコン、とノック音が響く。
開いた扉からグフが顔を覗かせた。
「ザッパー、ビグザムの準備が出来たってよ」
「おう」
上から来たビグザムという兵器を使い、いよいよ進撃が開始する。
これが出たと言うことは、そろそろコマンダー様のお許しも無いという事だろう。
だがしかし。
「………さぁて、今回も生き抜いてみせますかね……」
そうだ。
死ぬ覚悟は出来ている。
でも生きるのだ。
自分の力で戦う為に。
押し消した煙草の代わりに、手入れした愛銃を携える。
自室から出ると、背後でドアロックの電子音が鳴っていた。
Fin
例え無様だったとしても
己の力で戦えるのなら
多少の生き恥は
決して恥ではない。
―――
コマンダーとキャプテンよりも、むしろこっちをやらせたかったのですという。
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