忍者ブログ

[PR]

2025年01月16日
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ゴミ箱行き的な。

2013年08月06日
相変わらずの思い立ったら具合で今年も土日に東京行きます。(・∀・)
合間見て月曜日に格安フリープランを予約したら旅行会社のお姉さんに『予約しましたが時間無いので今日中にご入金を!』って急かされたよそりゃそーだ。どんだけー。
ちょっとご挨拶、と、今年は…トランスファンケットに…。
今回そっちがメインですごめんなさい!
しかし…うだうだ悩む→期間ギリ→即決あとは投げ出し。毎回このパターン。(´・ω・`)


拍手ありがとうございました!

紫つゆ草さん>
おおお、お久しぶりですー!そちらもご自愛していますでしょうか?(日本語おかしい!)
連打あざーーーっす!!こちらこそ沈んで浮かんでこないという変な状況になっていますが何かもう申し訳ない;
SFC買いましたよ!プレイはまちまちですが;あと、地味に文章起こすのも時間掛かりま…(ガフッ)
親父さんは突っ込みどころ満載でしたので何処から突っ込もうかと考えております。よしそこに直れまず一つ目だ!
そしてクラウンはツッコミ陛下ですとも。口に出したら大変なことに!!(´∀`)
おおおう残念、今年はいらっしゃらないのですねー…(´・ω・`)
もう相変わらずの考えなしなので、とりあえず今から予定決めようかと…思いま…す;;
いまなら安そうだし東京タワーでも登ろうかしら…(何の意味があって…)僕とオカンと時々おとん的な。(古っ)
とりあえず、もーちょい考えます;目標は行くまでにもう一度ブログ更新。
やっとこ絵チャに入れるようになった(Javaェ…)ので、またお会いしませうー!



さて今回は携帯の中で腐っていたSDGF文章をサルベージ&細部の手直ししてきました。
まぁ日の目は見ない予定だったのですが、今見ると結構いい出来で…この時は文章書きまくってたなーとか。
でもきっと片手じゃ足りない…ぐらい前…です。この文章、今は無理。
多分長編らしきものを書いてみようと思ったのでしょう当時の自分!!
馬鹿ね結果なんて見えてたじゃないのワタシ!
(ただ当時は腐るほど余裕と時間があったな…)

当時は小説書くうちにDA三馬鹿の実力水増しがすごかったのですが、多分今でも変わりません。
(言い切った)
親父さん然り、愛してるキャラに設定付けて実力を上乗せする気があるというのを今更ながらに知った。

内容については
ED後+三馬鹿と天宮陣(ただし主役は抜き)+細井先生の外伝+その他諸々
を元に練り練り考えてた。プロットらしきものはある。
ただ続編を書く気はありません…。
それでもよろしければドゾー。




ひゅるり、と潮混じりの風が吹く。


高い高い杉の木の上に立つ男は、遠く見える青い地平線の一点をじっと見据えている。
視線の先、その距離では常人にはぼんやりとしか見えぬ“建物”が、忍である男の目にはハッキリと見えていた。

それは此処天宮にも、海を渡ったラクロアにも見ない不思議な“モノ”だった。


ふと視線を下げると、カサカサと樹を這い上がってくる物体が見える。
まるで切離したトカゲの尻尾のようなモノがひとりでに動いているのだ。

男は足元までよじ登ってきた其を摘み挙げ、切断面のような内部を照らし見た。


「……………見覚えがある筈だな」


一言ぽつりと呟き、今一度厳しい瞳でその地平線を見遣ると、男はその場より消えた。



****



「あぁン?元騎丸が呼んでるだァ?」
「至急3名で飛車の間の方に、との事です」

その日の突然の呼び出しに、ザクは室内にいたグフやドムと顔を合わせ肩を竦ませた。

「ンだっつうのいきなり……給料でも上げてくれんのかね?」
「幾らなんでも有得んだろうそれは」
「じゃ~休みくれるとかぁ?」
「それこそ無い無い。期待するだけ無駄だ」

そんな会話をしながらギシギシと板張りの廊下を歩く。
すると先頭にいたザクが眉を顰めて嫌そうな顔をしながら少しだけ歩く速度を落とした。

「っつか、なんっか嫌な予感すンだよなァ……スゲェ面倒くさそうな…」
「予感とか言うな、聞く前から気が滅入る」
「でも行かなきゃ怒られるし御給料下げられちゃうドム…」
「滅入る原因そこなんだよなァ…はぁ…」

そう言ってがっくりと首を落とし溜め息を吐きながらも歩みを止めない彼らは、付き従う自分達には拒否権は無いということを重々承知している証拠でもあった。


****


がらりと襖を開けるとそこにいた“未来の大将軍”――もとい、元服も済ませてはいない若君・元騎丸が指をさして叫んだ。

「あ、やっと来た!おっせーぞお前ら!!」
「へーへー、スンマセーン……お?虚武ちゃん帰ってきてたんだな」

ぎゃあぎゃあと叫ぶ元騎丸はさほど気にせず、といった風にザクは何時もの如くいい加減な謝罪をしながら視線を向けると、傍らには騎馬王丸と何処かに出張に行っていた筈の虚武羅丸が居た。

「って言うか……元騎丸と騎馬王丸まで居るってのはどういうことだ?」
「ま、まさかクビ、ドムッッ!?」
「ぎゃぁぁっ、その二文字だけは聞きたくねェェェェーー!!!」
「馬鹿ドムがお前不吉な事言うな阿呆!!!」
「だってーー!!!!」
「違うから襖を閉めてさっさと来い」

パタパタパタとテンポ良く飛び交う言葉にまるで漫才でも見ているようだ、と思いながら騎馬王丸は3人を呼び寄せる。

渋々と座り込んだ3人をそれぞれ一瞥すると、騎馬王丸は漸く口を開いた。

「さて、お前達を呼び寄せたのは理由があるのだが……それにはまず虚武羅丸の任務と報告を聞く必要があるだろう」

そう言って騎馬王丸は虚武羅丸の方を見て言葉を促す。
すると虚武羅丸はトカゲの尻尾のような大蛇の鎧の一部を取り出し説明し始めた。

「今回俺の任務内容は偵察だ。貴様らも海沿いの邪武楼という町の近くに、海から奇怪なモノがやってきたという噂ぐらいは聞いた事があろう」
「あぁ、知ってる」
「ンだそれ?」
「ほんの数日前の風の噂だ。海の向こうから何か来たってな」

虚武羅丸の問い掛けにグフが応える。
所謂一般的な世情などの情報に聡いのは毎回グフだ。今回もその噂は耳にしていたらしい。

「だがそれはあっちの大陸からの船なんだろ?あそこらは貿易も結構盛んだって話だから、新しい船だとかあらかたその筋じゃねぇのか」
「ああ。オイラも最初はそう思ったんだけど、噂があんまりにも変だから虚武羅丸に頼んだんだよ」
「変、ドム~?」
「そう。噂じゃ“海の向こうから見た事も無い巨大な建物が来た”って……」
「建物だぁ?」

そうザクが声をあげると、元騎丸はコクリと頷いて虚武羅丸の方を見る。
すると虚武羅丸は無言で立ち上がると襖と言う襖を締切り、薄暗くなった部屋の壁をスクリーンに投影機である鎧の尻尾を点けた。

ヴン、という微かな音と共に白い壁へ映像が円く映し出される。
写真のような、その画面。


「………ンだ……こりゃぁ………?」

そこには遠くの海に浮かんだ“建物”が映し出されていた。

「………建物の形態もラクロアや天宮には無い形だ。三璃紗や向こうの大陸を探せばもしかすればあるかもしれんが、細部を言うとほぼ有り得んだろう」
「確かにおかしいわなァ。大体この世界には“海を渡る建物”なんざ技術的に造れねェしな」

片肘を付きながらそう言い肩を竦めるザクに皆コクリと同意をする。



この【ソラディオラーマ】ではあまり機械文明が発達しているとは言えない。

ラクロアは科学とは真逆の魔法の国。海を渡るにしても魔法陣がある。
天宮も確かに細々したモノは一級品だが、最大の絡繰り城である“天地城”でさえ、地を動くのが精一杯だ。
伝説の城、というものもあるそうだが、それはあくまで伝説であり今の現代社会では作れぬ代物であることには間違いない。

勿論、機械文明が発達したネオトピアならこんなモノは軽く作れるだろうが、基本的にあちらとは些か文明が違い過ぎる。

「まぁこんなの出てきたら普通にビビるわなァ」
「……しかし、不審点は海を渡る技術だけではないのだ」
「どゆことドム?」
「これを見て貰おう。虚武羅丸」
「はっ」

ピ、と画面が変わる。

「オイオイ……」
「こいつは……」
「ドム!ドム!」
「………見覚えがある、か?」

ザク達の思わず漏れ出す呟きに騎馬王丸がぎらりと視線を向ける。

そこに写っていたのは、ザク達がダークアクシズ時代に散々慣れ親しんだ巨大な武器だった。


「……で、俺達を呼び出したのはコレがDAのモノかどうか確認の為だって事か?」
「半分はな。なんにせよ、俺らとてもう少し詳しい情報が欲しいのが確かだ。何か知っているものがないか、今少し付き合ってもらうぞ」
「うえ…面倒臭ェ~」
「文句を言うな。騎馬王丸様直々の御命令だ」
「へーへー」

諦めたように返事をすれば、虚武羅丸はそのまま大蛇の尻尾に手を伸ばす。

巨大な武器が写っていた画像はスライドショーのようにカシャカシャと入れ替わり、建物の外装・巨大な武器らしきモノ・邪武楼の街などが次々と事細かに映し出される。


幾つか映像が流れていった次の瞬間、ザクの瞳が大きく見開かれた。


「!今の待て!止めろ!」

突如停止の声が掛かる。
皆振り返ってみれば、険しい顔をして画面を睨んでいるザクの姿。

「……何だ?」
「今さっきのもう一回見せてくれ」

低い声で言われた虚武羅丸は騎馬王丸に目配せをしてコクリと頷き、画面を1つづつ戻していく。

「次…次…それだ!」

ザクが叫ぶ。

止まった映像には、なんの変哲も無い邪武楼の町中での人々が写っていた。
宿屋街なのだろうか、旅仕度の者も多い。

「これが…どうかしたか?」
「この画面、拡大処理出来るか?」
「多少なら可能だ」
「ンじゃ頼む。画面左上、端の旅籠の二階の窓だ…」

言われた通りに少しづつ拡大をしていけば、随分と粗いながらもそこには一人の男が小さく写っているのが確認出来た。

その姿を視認すると、3人の空気が一挙に緊張を帯びたものになる。

「!?!コイツ…!」
「…………やっぱりな……多少変わってはいやがるが……」
「ん~…ちっちゃくて見にくいけど…もしかして~…ドム?」
「あぁ、十中八九間違いねェ、あン野郎だ。生きてやがったのか……」

驚くグフと、映像に眼をこらすドムと、嫌悪感を滲ませながら忌ま忌ましげに顔を歪ませて吐き捨てるザク。
すかさずそこで探りを入れる騎馬王丸の視線は厳しく。

「どういうことか詳しく説明して貰おうか」

向き直り言った低音が、有無を言わさぬ凄味を増していた。
だがその一方で、ザクの方もまけじと口だけの笑いを向けて受け流す。

「詳しく、ね…まだコレに関連してるって言う確信はないが?」
「だから云わぬ、と?」
「確信の無い情報を与えても仕方無ェだろ?下手な情報は返って混乱を招くっつーのもある訳だし?」
「フ……随分と下手に出るな。だが、貴様らとて今の己の置かれている立場は嫌と云うほど理解しているであろう?」

本当に口だけの笑いを張り付け、互いが腹の探り合いをするように言葉を応酬しあう。
そんなぴりぴりとした空気に、心なしか少し怯えた感じの元気丸がぎゅうと虚武羅丸の服の裾を掴むのを見れば現状は推して計るべし。


騎馬王丸の言葉の裏側には、暗に、今までの経緯から貴様らの胴体から首を飛ばす事も可能だと言うことが遠巻きに隠されていた。
3人もそれを理解出来ない馬鹿でもない。



暫くの睨み合いの後、ザクが折れたようにため息を吐いて首を振る。

「…………話しゃ良いんだろ?」

だが続きを口に出すのも億劫、といった具合にザクはそのままグフの方へ視線を向け押し黙る。
結局俺なのか、と小さな呟きを漏らすと、グフは珍しくザクに反論もせず重い口を開いた。




「…………奴は孤独のギャン。俺達と同じ、元DAの一員だ」





******


続かないよ!(笑)

拍手[5回]

PR
Comment
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字